七日
還暦のお祝いがありました。
妹さんからお姉さんへのプレゼント旅行です。
前回は三姉妹でいらしたのですが
先月、一番上のお姉様が他界されてしまったのです。
ふきやでは記念日には
御祝着を用意して
御赤飯と記念写真をプレゼント致します。
今回は遺影に陰膳をお供えして一緒にパチリ
実はその前に
誰もいないのに
玄関のセンサーが鳴り
自動ドアが開いたのです。
3回も
いつもそんな事ないのに。
だって虫がセンサーを遮っても
チャイムは鳴るけど
ドアは開かないのですから。
だから帳場では
きっとお姉さんが通っているんだね、と話し
大女将と私、M氏の三人で顔を見合わせていました。
お客様は
貸切風呂
に入った時に
風
がふわっときて
姉を感じていました。
と、話されました。
だって四十九日もまだなんだもの。
御祝に来てくれたんだわ。
姉は風
になりたいって言ってたから。

