「青交趾 荒磯向」(あおこうちあらいそむこう)
京焼の写しで、多治見にあるふきやのお抱えの窯で
焼いていただいたものです

「荒磯」文様は、龍村美術の織物にもあり
中国(明代末期の作品)から渡来して茶入等に珍重された数々の名物裂の中に
「荒磯緞子」という逸品があり、それを基にしたものです。
「荒磯」の文様名は和名で、平安期以来の魚、岩、波のある文様をいいます。
中国でのこの種の文様は「竜門鯉魚」という吉祥文です。
荒波の中を鯉が美しい曲線でおどり跳ね飛びあがる姿を捉えた文様で、
中国の黄河の上流にある急流(登竜門)を、
鯉がここを登ることが出来れば、竜になるという伝説から
良い兆し、めでたいしるしとして
この模様が生まれたとされています。
また、鯉は河魚の長で、出世魚とされており、
日本でも、子供の立身出世を願う「鯉の滝登り」(端午の節句の鯉幟)などは、
成長を祈る吉祥文様として古くから重宝されてきました。
(龍村美術さんの公式ブログより)


